●406　窓の外 (梅と鴬と)　まどのそと　〇つつがはあらぬかことしもはるばる

　表題：窓の外（梅と鴬と）
　読み：まどのそと

　収録：(A)音樂界 明治42年（第２巻）４月号 小松耕輔編 楽界社 1909(M.42) ◎Copy=(Z5)
　　　　(B)和洋名曲集 堤正夫編 音樂社 1909(M.42).8.15=初 ◎Copy=(K27)

　記譜：(A)(B)二重唱（伴奏付き）　イ長調　6/8

　インチピット：ソ｜ソソソミ｜レドドミ｜ミミドド｜ドドラ

　曲：シューマン，ロベルト(Schumann, Robert)(1810-1856)[ドイツ]
　詞：犬童球渓

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［詞］　※(A)音樂界 明治42年（第２巻）４月号より

[鶯]　恙はあらぬか　今年もはるばる
　　　汝（いまし）を慕ひて　深山（みやま）の古巣を
[梅]　やよやよ我友　早やく此枝（こなた）に
　　　嬉しや立ち出で來ませる　嬉しや

[鶯]　深雪（みゆき）に埋（うづ）もれ　久しき別れに
　　　互（かたみ）に語りて　うらゝの春日（はるび）を
[梅]　山川隔てし　積れる思ひ出
　　　暮（くら）さん　嬉しく樂しく　暮さん

[鶯]　去年（こぞ）にもいやます　其（その）花其色
　　　萬（よろづ）の人には　めでたき花よと
[梅]　去年にも勝れる　其（その）歌其聲
　　　人には　めでたき鳥よと

[合唱]幾世の末まで　歌にも文にも

　※対話調に進行、最後に合唱となる。(B)(C)は一部漢字

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